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講義名 地球環境と持続可能社会論【合】
(副題) 【新旧合同】
開講責任部署 デジタルハリウッド大学デジタルコミュニケーション学部デジタルコンテンツ学科
講義開講時期 後期 講義区分 講義
基準単位数 2.00 時間 0
代表曜日 水曜日 代表時限 5限
科目分類名
科目分野名
年次
必修/選択

担当教員
職種氏名所属
教授◎ 渡辺パコ教員

学習目標(到達目標) 地球温暖化問題と環境破壊の歴史的経緯と現状、解決策を、サイエンス(科学)、ポリティクス(政治)、エコノミー(経済)の3概念から捉え、解決へのメカニズムを提示する。

前半8回は、現在の持続不可能社会の状況明らかにし、持続可能のための未シツジを示す。後半8回は持続可能問題の最大の焦点である、「地球温暖化問題=CO2排出削減問題=エネルギー問題」の構造を示し、解決策を提示する。



授業概要(教育目的) 20世紀は物質文明の世紀だった。物質的な豊かさを追求した結果、今の日本人の生活水準を全人類が享受するには、地球3個分以上が必要になる、という状況になった。当然このままの発展を持続することは不可能だ。本講義では生活の豊かさという文明の恩恵は維持しつつ、持続可能な発展は可能か、可能だとしたら、その形はどのようなものかを学ぶ。今後起きるであろう文明のパラダイムシフトの方向を理解することによって、正しい発展の方向を理解する学生を育成することを目的とする。

※クリエイターに環境問題はあまり関係がないと感がるかもしれないが、それは次の2点において、誤解である。

(1)環境問題や持続可能社会は、これからのビジネスを方向付ける重要な要素であり、クリエイティブやコンテンツ業界も例外ではない。将来あなたがつくであろう仕事で、環境問題に対応するクリエイティブが求められることも当然予想される。これからを生き抜く社会人には必須の知識である。

(2)コミック、アニメ、ゲームなどのクリエイティブは、環境問題や将来社会の想定をヒントにしているものが実は多い。宮崎駿の「風の谷のナウシカ」、手塚治虫「火の鳥」など、環境問題の悪化を想定したコミックは、現在も大きな影響力を持っている。この分野の知識は、クリエイティブの発想のヒントになる。
授業内容(キーワード/スキルとそのレベル) 1. この授業を通じて習得するキーワード

地球環境問題・地球温暖化・気候変動

生物多様性

持続可能性(サステナビリティ)

グロバリゼーション

貧困問題

エコビレッジ・エココミュニティ

環境政策

CSR(Corporate Social Responsibility)

2. この授業を通じて磨かれるスキルとそのレベル

情報収集力と分析力   中級

ロジカルシンキング   中級

構想力         中級

戦略的思考力      中級

プレゼンテーション力  中級

授業計画表
地球環境と持続可能社会論  
年月日(曜日)時限各回タイトル内容
第1回平成29年09月27日(水)5限持続不可能性と持続可能性クラスの目的、クラス進行の方法、評価方法を説明する。 次回以降の課題を提示し、準備の方法を示す。
現在の先進国の生活を全人類が享受すれば、地球3個分以上の資源が必要になる。持続可能と不可能の違いと持続可能社会のゴールを学ぶ。
第2回平成29年10月04日(水)5限淡水資源水は人類の生活を支える最も重要な資源であり、持続可能性の意味を考えるとき最も重要な資源である。
第3回平成29年10月11日(水)5限農業食糧の観点から持続可能性を学ぶ。食糧が今後とも足りるのか、足りるための条件を学ぶ。
第4回平成29年10月18日(水)5限GMO20世紀末に登場した遺伝子組み換え技術が農業を大きく変えようとしている。GMOの持続可能性に対するリスクを学ぶ。
第5回平成29年10月25日(水)5限貧困問題食糧や資源の総量が足りていても、「配分」が不適切な場合、貧困問題が起きる。一部の人が多くの資源をとれば、貧しく、資源を利用できない人が生まれる。持続不可能な生活をする人々について学ぶ。
第6回平成29年11月01日(水)5限資源問題ダイヤモンド鉱山を巡る、内戦と密輸、それを防ぐこころみについて学ぶ。
第7回平成29年11月08日(水)5限解決策持続不可能性を解消するための試みを学ぶ。社会起業、金融、インターネットなどを使った解決方法の試みを取り上げる。
第8回平成29年11月15日(水)5限レポート発表(前半レポート)書いてきたレポートを発表し、コメントを受ける。フィードバックに基づいて、自分のレポートを修正する。
第9回平成29年11月29日(水)5限地球温暖化の現実地球温暖化の原理と、実際におきている問題を学ぶ。
第10回平成29年12月06日(水)5限地球温暖化問題解決のメカニズム地球温暖化を解決するための基本的なメカニズムを押さえる。
第11回平成29年12月13日(水)5限省エネルギーCO2削減のために有効な方法のひとつ、省エネルギーを学ぶ。
第12回平成29年12月20日(水)5限再生可能エネルギー再生可能エネルギーとは何か、その具体的なツールと、削減のメカニズム学ぶ。
第13回平成30年01月10日(水)6限原発と環境問題CO2削減の手段としても利用されてきた原発の仕組みと、環境に与えるさまざまな悪影響について学ぶ。
第14回平成30年01月17日(水)5限原発のリスク2011年に起きた福島事故を中心に、原発の環境リスクについて学ぶ。
第15回平成30年01月24日(水)5限政治的意思決定CO2削減が進まない理由は政治の貧困である。政治のメカニズムを押さえた上で、持続可能社会への政治的意思決定について学ぶ。
第16回平成30年01月31日(水)5限レポート発表(後半)書いてきたレポートを発表し、コメントを受ける。フィードバックに基づいて、自分のレポートを修正する。
授業形式 ●最新の知見をレクチャーする

細部にとらわれることなく、高い視座からの全体像を伝える。グローバルでの標準的な場法と考え方を重視する。

●メカニズムを把握する力を養う

論理思考の手法に基づき、因果関係図、ピラミッドストラクチャなどを使って論理的に理解、説明する。図による説明は、デジタルコンテンツの制作力に直結する。

クラス中に書いた図や文章は、毎回デジキャンにて提出、評価の対象とする。

●意見交換を重視する。

上記に加えて、自分の考えをその場で考え、人に伝える機会を豊富に用意する。Input力とoutput力を同時に鍛える。

※クラス運営はフレンドリーに進めるが、学びの広さ、深さについては妥協しない。当然、クラス準備、授業への集中が求められる。授業中、意見交換の時間以外の私語は厳禁。

※十分な出席率で、クラス中にやるべきことに集中し、クラス中につくったものを毎回提出するスタイルで進める。やるべきことをきちんとやれば、単位取得は難しくない。
成績評価方法・基準 (1)毎回の提出物(60%)
(2)前半レポート(day8)(20%)
(3)後半レポート(day16)(20%)


デジキャンの「課題・レポート」にて提出。
※試験・追試・再提出などは行わない。
参考文献 「環境経営の教科書」(渡辺パコ)

「地球環境報告〈2〉」石 弘之
履修条件および学生へのメッセージ ロジカルシンキング入門を履修済み、または同等の能力を持っていること。