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講義名 捜査と裁判
(副題)
開講責任部署 デジタルハリウッド大学デジタルコミュニケーション学部デジタルコンテンツ学科
講義開講時期 4 Q 講義区分 講義
基準単位数 1.00 時間 0
代表曜日 木曜日 代表時限 4限
科目分類名 教養
科目分野名 社会性/法学
年次 2~4
必修/選択 選択必修

担当教員
職種氏名所属
非常勤講師◎ 西島和教員

学習目標(到達目標) 法律の趣旨や運用に関する基本的な事実を理解し、事実をもとに自分なりの価値判断や他者とのコミュニケーションを行えるようになること。
授業概要(教育目的) 「人は個人として尊重される」という日本国憲法の原則のもと、利害や力関係の異なる個人対個人または個人対組織等の権利相互の調整を実現する機能を果たすべきものが法制度である。法制度がどのようなアクターによってつくられ、法制度の運用はどのような人・組織が行うかを知ってもらい、司法の利用など自分や他人が個人として尊重されるために必要な知識を身に付け、リーガルマインドを養うことをめざす。
授業内容(キーワード/スキルとそのレベル) 立法(法律の制定)、行政(法律の運用)、司法(法律の適用による紛争の解決)、法曹三者(裁判官、検察官、弁護士)、法的責任と社会的責任、責任と権限
授業計画表
 
各回タイトル内容
第1回捜査、裁判の役割捜査も裁判も、法律をきちんと使うためのしくみである。正しい法律を正しくつかって自分の問題、社会の問題を解決していくために必要な基本的知識を学ぶ。
第2回犯罪の加害者・被害者になったら犯罪の加害者となったら、どのような「民事上」「刑事上」の責任を負うか。犯罪の被害者となったら、誰にどのような支援を求め、救済を得ることができるか。法的責任・救済に関する基本的知識を学ぶ。
第3回子どもとセックスワークセックスワークはどのように規制されているのか、子どもがセックスワークを選択する「自由」を保護すべきか、法律の果たすべき役割などを基本的な事実をふまえて考える。
第4回過労死生きるためにするはずの「仕事」で死なない・殺されないためにどのような法律がどのように使われるべきか、法律の改正は必要か、基本的な事実をふまえて考える。
第5回会社の「不祥事」と内部告発会社の「不祥事」は、多くの人が「違法な行為」をみすごした結果である場合がある。「違法行為」に気づいた人がこれをただすために必要な「内部通報者保護制度」について基本的な知識を学び、組織の中で「おかしいことはおかしい」といえるためにどのようなしくみが必要か考える。
第6回「冤罪(えんざい)」という犯罪捜査機関や裁判所が無実の人を犯罪者としてあつかう「冤罪」は、人の名誉や自由、時には人生そのものを奪う深刻な犯罪である。冤罪はどのようにつくられるのか、冤罪をなくすために何が必要か、基本的な事実をもとに考える。
第7回公務員の犯罪と刑事告発公務員は「全体の奉仕者」として法律にしたがって活動しなければならない(法律による行政の原則)が、これに違反して公務員が犯罪を行う場合には市民がこれをたださなければならない。かつて環境NGO職員として国の不正を告発した佐藤潤一さんのお話をききながら、市民が行政をチェックし誤りをただすために必要な考え方などについて学ぶ。
第8回談合と天下り国などが発注する工事は、公正な競争(入札)により低い代金を提示したものが請け負う(落札)が、業者同士が密かに話し合って「だれが、いくらで」落札するかを決めてしまう「談合」という犯罪が行われることがある。「談合」をテーマにした小説を題材に、「組織の中で流されない」ために何が必要かを考える。
成績評価方法・基準 試験は実施しない。レポート提出による評価を行う。毎回、講義中に講師が毎回の講義テーマに関する質問を示す。この質問に対する回答を講義後に提出してもらう。8回のレポートの内容を「前提事実を正しく把握しているか」「質問を正しく理解しているか」「論理的な思考ができているか」等の基準により評価する。
課題提出100%
参考文献 『難民高校生』仁藤夢乃著、筑摩書房、2016年、『空飛ぶタイヤ』池井戸潤著、実業之日本社、2016年、『鉄の骨』池井戸潤著、講談社、2011年 
期末試験の内容(提出方法・実施日) 期末試験は実施しない。
履修条件および学生へのメッセージ ひとりひとりが個人として尊重される社会を実現するためには、立場や力関係の異なる人同士・組織同士の利害を公平に調整するための法律がつくられ、しかも、つくられた法律がきちんと使われること(適正な運用)が必要です。みなさんがこれから社会で出合うかもしれない「問題・課題」を解決するために、どのような法律をどのように使えば良いか、基本的な知識を学びましょう。