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講義名 法律の起源と現代社会に生きる法律
(副題)
開講責任部署 デジタルハリウッド大学デジタルコミュニケーション学部デジタルコンテンツ学科
講義開講時期 3 Q 講義区分 講義
基準単位数 1.00 時間 0
代表曜日 金曜日 代表時限 3限
科目分類名 教養
科目分野名 社会性/法学
年次 2~4
必修/選択 選択必修

担当教員
職種氏名所属
非常勤講師◎ 西島和教員

学習目標(到達目標) 人権・民主主義・法の支配などの基本的な概念を理解し、設定された基準にもとづき法律の憲法適合性などを判断し、それぞれの判断についてコミュニケーションできるようになること。
授業内容(キーワード/スキルとそのレベル) 「すべての人は個人として尊重される」という日本国憲法の基本原則を共有し、過去及び現在において人が個人として尊重されない例があること、人が個人として尊重されるためには適切な法の制定及び運用が必要であること、民主主義の本質も人が個人として尊重されることに由来すること(民主主義=多数決ではないこと)を理解し、民主主義社会をになう責任と権限ある個人、表現者として人権感覚をやしなうことをめざす。
授業計画表
 
各回タイトル内容
第1回その法律、間違ってませんか?法律がつくられる基礎となる人権・民主主義・法による支配などの基本的な考え方を学び、法律が正しいかどうかをどのような基準で判断するかについて考える。
第2回人権① 個人の尊重と平等「人が個人として尊重される」とはどういうことか、個人の自由や権利が制限されるのはどのような場合か、「許される差別」があるか、など人権に関する基本的な考え方を学ぶ。
第3回人権② 生存権「健康で文化的な最低限度の生活を営む権利」とはどのような権利か、生活保護制度と生存権の関係などを学ぶ。
第4回人権③ パートナーを選ぶ自由パートナーを選ぶ自由について、日本国憲法はどのように定めているか、同性婚と憲法の関係、結婚できる年齢を「男は18歳、女は16歳」と定める法律が「正しい」かどうかなどについて考える。
第5回民主主義① 表現の自由の重要性と「人を傷つける表現」「みんなで議論してものごとを決める」民主主義が正しく機能するためには、議論の前提となる事実をみんなが知っていることが必要であり、事実を知らせる「表現の自由」が保障されていることが重要だが、他方で、表現が人を傷つける場合がある。表現の自由の重要性とその限界について考える。
第6回民主主義② 民主主義のさまざまなかたち日本では選挙された議員が法律などを決める「代表民主制」がとられているが、議員を選挙すること以外にも「民主主義」のかたちはある。広告クリエイターのスキルを活かして市民運動など民主主義の現場を応援している砥川直大さんのお話をもとに、民主主義をどのように実現していけるのかを考える。
第7回民主主義③ 国会議員は「わたしたち」の代表か?今の日本で、国会議員は「全国民の代表」といえるのか、18歳に被選挙権がないのはなぜか、外国人に選挙権を保障するという考え方などについて考える。
第8回戦争、平和、人権、正義「違法な」武力行使、「適法な」武力行使とはどのようなものか、武力行使と人権・正義の関係、日本の「自衛隊」に関する法制度などについて、元自衛隊レンジャー隊員の井筒高雄さんのお話をもとに考える。
成績評価方法・基準 試験は実施しない。レポート提出による評価を行う。毎回、講義中に講師が毎回の講義テーマに関する質問を示す。この質問に対する回答を講義後に提出してもらう。8回のレポートの内容を「前提事実を正しく把握しているか」「質問を正しく理解しているか」「論理的な思考ができているか」等の基準により評価する。
課題提出100%
参考文献 『あたらしい憲法のはなし』童話社、2001年、『「自分の国」を問いつづけて ある指紋押捺拒否の波紋』崔善愛著、岩波書店、2000年
履修条件および学生へのメッセージ 法律は社会のルールとして世の中のあり方を方向づける役割をはたすものです。では、法律に書いてあることはすべて正しいのでしょうか?「間違った」法律も守らなければならないのでしょうか?民主主義国家では、法律が正しいかどうかを判断して、「間違った」法律を正しくする責任が市民にあります。法律の基礎となる「人権」「民主主義」などの考え方を学び、社会をより良くする行動を起こすための考え方の軸をつくってください。