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講義名 社会哲学
(副題)
開講責任部署 デジタルハリウッド大学デジタルコミュニケーション学部デジタルコンテンツ学科
講義開講時期 1 Q 講義区分 講義
基準単位数 1.00 時間 0
代表曜日 木曜日 代表時限 6限
科目分類名 教養
科目分野名 社会性/現代社会
年次 2~4
必修/選択 選択必修

担当教員
職種氏名所属
教授◎ 渡辺パコ教員

学習目標(到達目標) 判断に迷うような、これで出会ったことにないような課題に出会ったときに、自ら主体的に考えるための方法を身につけ、社会的な意味の明確な判断を下せるようにする。

哲学の分野で議論されてきた代表的な原理である「リベラリズム」「リバタリアニズム」「功利主義」を中心に、価値判断を行うための原理を学び、原理に基づいて演繹的に結論を導くアプローチを学ぶ。



授業概要(教育目的) 原理原則に基づいた判断方法を身につけることによって、それを社会の事象に適用することで適切な判断が出来るようにする。

デジタルコンテンツの分野では、日々新しいビジネスやサービスが生まれている。スピード感のある領域だけに、そのコンテンツが社会的に普遍性があるのか、よきものであるのかを、そもそも判断することなしに、「できるのだからつくる」という、倫理なきアウトプットに陥る圧力がある。このような「判断放棄」の傾向によってこれまでもデジタル業界はこれまでも多くのミスを犯し、社会によくない影響を与えてきた。

「コンプガチャ」「WELQ」が引き起こした問題は、まさにこのような構造の中でおきている。

先端分野でアウトプットを行う個人には、そのアウトプットが社会的に適切かのか、害悪を与えないのかを判断する力が自らに備わっていることが求められる。さもないと、短期間に多くの人を傷つける結果になりかねない。

しかし、デジタル業界にかかわるものに限らず、現代人は「いい、わるいは価値観の問題であり、個人によって異なり、判断できない」と判断を放棄する傾向が強い。これによって、誰も判断しない劣悪なコンテンツが社会に野放しなる。

このコンテンツは社会に出すべきではない、という善悪判断は、容易ではない。しかしだからといって、しなくていいわけではない。判断をするための方法をもたない限り、デジタルコンテンツ業界は、繰り返し社会からの糾弾を受けることになるだろう。

本講義では、社会にとって価値あるもの、価値のないものを判断するための、哲学的なアプローチを学び、困難な善悪判断、倫理的判断に挑戦する。
授業内容(キーワード/スキルとそのレベル) 哲学
政治哲学
社会哲学
演繹的思考
社会性
授業計画表
 
各回タイトル内容
第1回認識と判断。プラトンのイデア論を巡って。※テーマは変更になる場合があります。
第2回価値判断。よいこととは何か。 
第3回功利主義。みんながよければいいのか。 
第4回リバタリアニズム。自由こそすべて。 
第5回リベラリズム。自由であるために。 
第6回応用。「2分の1成人式」は是か非か。 
第7回応用。「マリカー」はダメなのか。 
第8回応用でありレポート課題。高齢者から免許を取り上げるべきか。 
授業形式 講義で基本を学び、提示された課題についてグループ討議・クラス全体討議を行う。
議論を通じて自分の考えを作り、毎回ワークシートに記入してアウトプットを残す。
成績評価方法・基準 各回の提出物(60%)
最終回のレポート(40%)
期末試験の内容(提出方法・実施日) 試験はなし
履修条件および学生へのメッセージ じっくり考えることをめざすクラス。
クラスで考えるテーマを「そんなことを考えても意味ない」と拒否する姿勢からはなにも学べないため、そのような姿勢の場合、受講すべきではない。
うまく考えられなくてもかまわないので、「考えてみる、興味を持ってみる、人の意見との違いをつかんで自分の立ち位置をつかむ」という姿勢が必須。
考えることを楽しむ気持ちで履修してほしい。

※6月18日(木)は休講の予定です。開講日に注意。