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講義名 日本文学
(副題)
開講責任部署 デジタルハリウッド大学デジタルコミュニケーション学部デジタルコンテンツ学科
講義開講時期 2 Q 講義区分 講義
基準単位数 1.00 時間 0
代表曜日 木曜日 代表時限 1限
科目分類名 教養
科目分野名 知の源泉/表現
年次 2~4
必修/選択 選択必修

担当教員
職種氏名所属
非常勤講師◎ 石井 悠加教員

学習目標(到達目標) 伝統が単なる過去の作品の模倣・剽窃ではなく、独創性を生み出す基幹となるものであることが理解できているかどうかを基準とし、学生自身が積極的に文学作品に興味を持ち、作品づくりに生かせることを達成目標とする。
授業概要(教育目的) 国際的な活躍を志す学生に対して、日本の文学・文化が、過去の文芸を摂取しながら展開していった変遷を紹介する。
このことを通じて、伝統を踏まえた独自性を自身の作品に持たせられるようになることを目的とする。
なお本講義においては、作品の読解に集中するために、PC・スマートフォンの使用を原則的に禁止する。
授業内容(キーワード/スキルとそのレベル) 文章表現 古典文学 近代文学 和歌 能 絵画
授業計画表
 
各回タイトル内容
第1回文化と文学  創造のために・全8回の授業を通覧、参考文献・関連書籍・図書室・書店等の利用方法を紹介する。
・レポートを作成する上で必要な基本的ルールを説明する。
・古典作品を生かした現代のメディア作品の実例を取り上げていく。
第2回物語摂取の文学史  浦島太郎はラブソングを歌うか現代日本で共有されている「うらしま太郎」のイメージは、中国を源流として、『万葉集』『日本書紀』から御伽草子、近代の国語教科書へと伝わった「浦嶋子」伝承を基としている。各時代の変化をそれぞれで発見しながら、「おとぎ話」を基とした作品制作について考える。
第3回題材における伝統と革新  「月」と「星」の文学「月」と「星」が、古今東西の文学作品において重要なモチーフであり続けた理由とは何か。『竹取物語』、『伊勢物語』、歌人西行、アポロ月面着陸後の文学などを中心に、幅広く実例作品を扱い、個々の作品主体の状況を普遍化するこれらの効果について考えていく。
第4回心理描写の方法  永遠の夢『源氏物語』『源氏物語』の枠組みを理解し、根底にある白居易『長恨歌』の悲恋を踏まえて、主人公の性格と行動についての考察を行う。
また、①原文②訳文③近世絵画④漫画⑤映画によって同じ場面を比較しながら「読む」ことで、『源氏物語』自身が持つ優れた心理描写性について体感していく。
『源氏物語』の枠組みを理解し、根底にある白居易『長恨歌』の悲恋を踏まえて、主人公の性格と行動についての考察を行う。
また、①原文②訳文③近世絵画④漫画⑤映画によって同じ場面を比較しながら「読む」ことで、『源氏物語』自身が持つ優れた心理描写性について体感していく。
第5回和歌の表現技法 イメージの飛翔わずか三十一文字の「和歌」は、本歌取り、掛詞、縁語、序詞などの多様な表現技法によって、数百年ものあいだイメージの飛翔を遂げてきた。その様相を各事例によって通覧する。次に、「現代短歌」「現代歌謡」が取り組んだ革新性と、表現技法における共通性について考察する。
第6回文学と演劇 舞台の上の亡霊たち能舞台には、救済を求めてさまざまな亡霊が現れる。『葵上』を映像で鑑賞しながら、三島由紀夫『近代能楽集』など現代演劇の世界に夢幻能が与えた影響について分析する。また夢幻能の形式に準じて題材を自由に選択し、『現代能楽集』の台本案を制作する。
第7回軍記物語と戦争文学 風吹く廃墟に立つのは誰か日本文学における「戦争」「戦後」を、中世文学における軍記物語と、近代の戦争後の文壇と映画制作の諸相によって振り返る。
滅びの美意識を描く中世の『平家物語』と、第二次大戦後の無頼派ブーム、学生運動を廻る諸言説の三つにおいて、「時代」と個人の関係性はどのように描かれているだろうか。
第8回日本文学と天皇 表現と規制近代の「天皇」の表現史として、戦前・戦後の皇室ルポ、『とはずがたり』発見、『風流夢譚』事件、アレクサンドル・ソクーロフ監督『太陽』の日本公開を取り上げ、表現者としてどのように捉えるか討論する。天皇退位問題を契機に、「日本人の天皇観」について新たに考えていきたい。
成績評価方法・基準 ・各回のコメントシート(40%)
・期末試験(記述式)(60%)
テキスト(教科書) 特定のテキストは使用せず、適宜プリントを配布する。
参考文献 初回授業にて提示する。
期末試験の内容(提出方法・実施日) ・第1回から第8回の授業内容に基づいた設問に対して、論理的に自身の考えを表現する。
・講義で学んだ日本文学の文芸スタイルの特徴を取り入れた作品構想を提示する。
・持ち込み不可
履修条件および学生へのメッセージ ・文学に対する幅広い興味を持つ学生
・表現者としての自己を成長させる意欲のある学生